2007/9/20  愛媛県喜多郡内子町, 大洲市河辺町にて


[Specialへ戻る]



 

はじめに・・・

1995年のアメリカ映画に「マディソン郡の橋」がある。
屋根付の橋を撮りに来た中年のカメラマンと農家の主婦の4日間の恋愛感情を描いたものだが、当時話題の映画だったので見た方も多いと思う。
さて、今回のスペシャルはその屋根のある橋を訪ねたのだが残念ながら「マディソン郡の橋」のようにラヴロマンスには出逢うことはなかったが(笑) 歴史と出逢う浪漫の旅であった。



喜多郡内子町

内子町の田丸橋は良く知られている。
田丸橋は、屋根付き橋では珍しい切妻屋根で杉皮葺き。
橋台は野面石乱積であり、愛媛特有の屋根付き生活橋の代表的存在となっている。また観光の名所として親しまれている。
【竣工年:1944年】(田丸橋)
 ・土木学会選奨土木遺産
 ・近代土木遺産Aランク
 ・内子町指定有形民俗文化財

   









土木学会選奨土木遺産の銘板が橋の袂にある。




 

大洲市河辺町

内子町の隣が大洲市河辺町である。もとは内子町と同じ喜多郡の河辺村だったのだが 2005年1月大洲市と合併して河辺町になった。この河辺町には八つの屋根のある橋がある。
「かわべ浪漫八橋」と名付けた案内板が龍王橋の袂にあった。



 

それではかわべ浪漫八橋マップに記された番号順に先ほど河辺支所で頂いた資料で紹介していこう。

  
 


1.御幸の橋

昭和45年指定 愛媛県指定民俗文化財
河辺町北平にある天神社が創設された安永2年(1773年)に架設。現橋は明治19年に大洪水により流失したが、同年の祭礼に間に合うよう 氏子総出で再現されたものである。
・橋長  8.3m
・幅員  2.7m
・梁上  1.75m
・木橋・歩行者専用
・ケヤキ材使用、屋根 杉皮葺き

1988年11月 坂本竜馬が脱藩する際通った道でもある。

 
  2.三嶋橋

三嶋神社の神様への信仰心をあらわすため屋根を付けたという。大正12年(1923年)
・橋長  14.8m
・幅員  2.6m
・木橋・歩道橋
・屋根 杉皮葺き
 
 

3.豊年橋

河辺川に架かっていた木橋の屋根付き橋が取り壊されることになり、その材料を住民が譲り受け小川に移設したものである。
昭和26年(1951年)8月
・橋長  3.3m
・幅員  1.8m
・木橋・歩道橋
・屋根 トタン葺き

 

  4.帯江橋

雨露による腐敗防止策として屋根が作られ、農産物や農機具の保管場所として、また住民の憩いの場ともなっている。
昭和27年(1952年)
・橋長  16.5m
・幅員  2.8m
・木橋・歩道橋
・屋根 杉皮葺き
 

 


5.龍神橋

三杯谷付近に自然公園を整備する際、三杯谷の滝を観賞する遊歩道の一部として架設したものである。
平成2年(1990年)8月 ・橋長  6.0m
・幅員  3.5m
・木橋・歩道橋
・屋根 銅板葺き

 
  6.ふれあい橋

平成2〜3年度に施行した河辺ふるさと公園のシンボル施設として架設したものである。
平成4年(1992年)3月
・橋長  25.8m
・幅員  2.0〜4.0m
・PC桁・桁長 25.7m
・高欄等上部は総桧造り
・屋根 茅葺 一部杉皮葺き
 
 


7.龍王橋

秋滝龍王神社へ通じる道に位置しコミュニティ空間の場、農産物の仮置き場などに利用されていたものを復元したものである。
平成9年(1997年)6月
・橋長  25.4m
・幅員  2.0m
・木橋・歩道橋
・屋根 杉皮葺き

 
  8.秋滝橋

上の龍王橋と同じく秋滝龍王神社へ通じる道に位置しコミュニティ空間の場、農産物の仮置き場などに利用されていたものを復元したものである。
平成9年(1997年)6月
・橋長  4.0m
・幅員  2.0m
・木橋・歩道橋
・屋根 杉皮葺き
 


[ 写真集 かわべ浪漫八橋へ ]